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「思い出のマーニー」ジブリ作品としてのもう一つの見どころ

宮崎駿監督が長編作からの引退が発表されたこと。
そして、長編作では初めて宮崎、高畑が一切かかわらないジブリ作品が『思い出のマーニー』です。
高畑勲監督は「かぐや姫の物語」で監督を務めるなど、ジブリ作品には欠かせない人材だ。

ジブリ作品を支えてきた巨匠2人が全く関わらない作品…それが今回発表された「思い出のマーニー」である。

スタジオジブリ初のダブルヒロイン。そしてヒロイン役の声優、杏奈役の高月彩良(たかつき・さら)とマーニー役の有村架純、二人の女優が声優初挑戦というのも話題の一つ。

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今回監督を務める、米林 宏昌(よねばやし ひろまさ)監督たっての希望で、オーディションが開かれ、300人もの参加者が集まった。その中で、オーディション一人目に有村架純が登場し、アンナの前に現れる謎の金髪の少女・マーニー役に即決。しかも米林監督と西村義明プロデューサーは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でブレークした有名な有村を知らず、純粋に声だけで選んだとのこと。二人とも即決だったそうだ。

「初日の1人目が有村さんだったのですが、『先にマーニーが見つかってしまった』という思いでした」と振り返る。一方で杏奈役がなかなか見つからなかったというが、「そんななか、高月さんの声をもう一度聞きたいということになり、ジブリまでお越しいただいたのですが、監督本人が『この子です』と決めてくれた」と、ヒロイン役の声優を抜擢した経緯を語っている。

小さな体に大きな苦しみを抱えて生きる杏奈役の高月彩良もその場で、米林監督が「あなたが杏奈です」と言われ一気に鳥肌が立ったという。

成長著しい、有村かすみ21歳と高月彩良16歳の初々しい二人の女優が、どのような世界を見せてくれるかも見どころの一つだ。

原作の大ファンだった宮崎監督に、「自分では生涯映画にできないと思っていた作品」と言わしめた作品の映画化。それが「思い出のマーニー」
ジブリの鈴木プロデューサーが、『宮さんではこの繊細さは作れない』と言わしめた作品。

「風立ちぬ」製作時に立ち上がった。鉛筆を使って作業する宮崎監督の筆圧が次第に落ちて薄くなっていくのを現場で働くスタッフは感じていたそうで、「それをアニメーターとして見ていたのがマロさん(米林監督)だった」(西村氏)。
「マロさんの若さあってこその題材。巨匠2人を凌駕する作品になると思う」(西村氏)

米林監督が脚本と絵コンテ作りに20ヶ月もの歳月を費やした「思い出のマーニー」。原作:ジョーン・G・ロビンソンによって約50年前に書かれながら、共感するところがたくさんある。と、「現代のSNS疲れ」が叫ばれる現代を生きるアンナと『となりのトトロ』の「トトロ」ような不思議な存在の「マーニー」がマロさんの手によって、どのように表現されるのか注目が集まる。

7月19日公開
思い出のマーニー アマゾンサイト.jpg



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